昭島市・八王子市周辺で解体工事を請負っている、株式会社野島工務店です。今回は、鉄筋コンクリート造(RC造)建物の解体を検討中の方へ、工法や注意点について詳しくご説明します。鉄筋コンクリート造の建物解体では、構造や周囲の環境に適した方法を選択することが重要です。
Contents
- 【鉄筋コンクリート造建物の解体方法】
- 1. 圧砕機工法
- 2. ブレーカー工法
- 3. 転倒工法
- 【鉄筋コンクリート造建物の解体工事の流れ】
- 1. 準備工事
- ・仮設工事
- ・近隣挨拶
- 2. 上層階の解体
- ・屋根や内装の撤去
- ・構造物の解体
- 3. 基礎解体
- ・基礎部分の撤去
- ・地中埋設物の確認
- 4. 整地
- 【鉄筋コンクリート造建物解体の工期】
- 【鉄筋コンクリート造建物の解体にかかるトラブル防止のためのポイント】
- ・近隣住民への配慮
- ・天候の確認
- ・業者選び
- 【鉄筋コンクリート造建物の解体工事が遅れる原因】
- 1. 悪天候
- 2. 地中埋設物の発見
- 3. 近隣トラブル
- 【解体工事の注意点】
- ・狭い道路の対策
- ・アスベスト対応
- 【鉄筋コンクリート造建物解体工事の費用を抑えるコツ】
- ・複数業者の比較
- ・事前準備の徹底
- ・補助金の活用
- 【鉄筋コンクリート造建物の解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
【鉄筋コンクリート造建物の解体方法】
鉄筋コンクリート造建物を解体する際に用いられる工法として代表的なものは以下のとおりです。それぞれの工法にはメリットと注意点があるため、建物の状況や立地条件に適した方法を選択する必要があります。
1. 圧砕機工法
圧砕機工法は、重機に取り付けた大型のハサミ型アタッチメントで鉄筋コンクリートを破砕する工法です。振動や騒音が少なく、住宅密集地でも比較的採用されやすい工法です。ただし、作業中に粉塵が発生しやすいため、十分な散水や養生が求められます。効率的で人件費の抑制につながるのが特徴ですが、周辺環境への配慮が欠かせません。
2. ブレーカー工法
ブレーカー工法は、重機やハンドブレーカーを用いてノミで打撃を繰り返し解体する工法です。狭い場所や部分的な解体に適しており、小規模な建物や住宅密集地の建物にも向いています。しかし、振動や騒音が大きくなる傾向があり、住宅地では特に十分な防音・防振対策が必要です。
3. 転倒工法
転倒工法は、柱や壁を地面に引き倒して解体する方法です。粉塵が少なく、狭い作業スペースでも効率的に作業を進められる点が利点です。ただし、高度な技術が必要で、転倒後に細かく解体するため、他の工法に比べて手間がかかる場合があります。
【鉄筋コンクリート造建物の解体工事の流れ】
ここからは、鉄筋コンクリート造の建物を解体する際の流れについて詳細に説明します。各工程で適切な対策を講じることで、トラブルを防ぎながら円滑に進行することが可能です。
1. 準備工事
解体工事に入る前に行う作業で、以下の内容が含まれます。
・仮設工事
足場の設置や養生シートの取り付けを行います。これにより工事中の安全性を確保すると同時に、粉塵や騒音による近隣への影響を最小限に抑えます。
・近隣挨拶
住宅街エリアでは特に、近隣住民への配慮が欠かせません。事前に解体工事の概要や期間を説明し、理解を得ることが重要です。
2. 上層階の解体
建物の最上階から順に解体を進めます。例えば、3階建ての鉄筋コンクリート造建物の場合、以下の順序で作業を進行します。
・屋根や内装の撤去
外壁や屋根材、室内の壁や床材などを取り除きます。この段階では、粉塵が発生しやすいため散水や防塵ネットの設置を徹底します。
・構造物の解体
建物の構造部分を順次解体していきます。重機を使用して効率よく作業を進めますが、住宅同士が密接した狭いエリアでは手作業が必要になる場合もあります。
3. 基礎解体
地上部分の建物が解体された後、基礎部分の解体に移ります。
・基礎部分の撤去
コンクリート基礎や杭を重機で掘削し、完全に撤去します。
・地中埋設物の確認
基礎部分の撤去中に、瓦礫や井戸、浄化槽などの埋設物が発見されることがあります。この場合、追加の作業が必要になるため、事前に調査を行うことが推奨されます。
4. 整地
解体工事が完了したら、土地を平らに整える作業を行います。解体後に残った土や細かい廃材を取り除き、土地全体を平坦に仕上げます。解体後に新しい建物の建設を計画している場合、この整地作業が次の工事の基礎となります。
【鉄筋コンクリート造建物解体の工期】
鉄筋コンクリート造建物の解体工事にかかる期間は、建物の規模や現場条件により異なります。例えば、延べ床面積100坪の3階建て鉄筋コンクリート造建物の場合、以下のようなスケジュールが目安となります。
準備工事:1週間程度
上層階解体:2〜3週間
基礎解体:1週間
整地作業:数日
全体の工期は約1ヶ月となります。ただし、天候や地中埋設物の有無、近隣トラブルの発生状況などによってスケジュールが前後する可能性があるため、工事前に業者と詳細な計画を立てておくことが重要です。
【鉄筋コンクリート造建物の解体にかかるトラブル防止のためのポイント】
解体工事をスムーズに進めるためには、以下の点に注意することが求められます。
・近隣住民への配慮
騒音や粉塵によるトラブルを防ぐため、防音・防塵対策を徹底するとともに、事前の挨拶を欠かさないことが大切です。
・天候の確認
雨や雪が多い時期は作業が中断する可能性が高いため、梅雨や冬場のスケジュールには余裕を持たせることが推奨されます。
・業者選び
施工事例や口コミなどを確認し、信頼できる解体業者を選ぶことも、トラブルを防ぐための重要な要素です。
【鉄筋コンクリート造建物の解体工事が遅れる原因】
解体工事を行う際、以下の要因で工期が延びる可能性があります。
1. 悪天候
雨や雪が多い時期は作業が中断されやすくなります。
2. 地中埋設物の発見
埋設物(瓦礫や井戸)が見つかると追加の撤去作業が必要になる場合があります。
3. 近隣トラブル
騒音や振動の影響で近隣住民から苦情が出ると、作業が一時中断することもあります。
【解体工事の注意点】
・狭い道路の対策
狭い道路が多い地域では、重機の搬入が難しい場合があります。この場合、手作業や小型重機での解体を検討する必要があります。
・アスベスト対応
古い建物にアスベストが使用されている場合、除去には専門技術が必要です。自治体によっては補助金が適用されるケースもあるため、事前に確認しましょう。
【鉄筋コンクリート造建物解体工事の費用を抑えるコツ】
・複数業者の比較
解体工事を請け負う複数の業者に見積もりを依頼することで、適正価格での施工が可能になります。
・事前準備の徹底
解体前に不要物の整理を行うと、分別作業にかかる費用を削減できます。
・補助金の活用
自治体が提供する解体工事の補助金や助成制度を活用することで、費用負担を軽減できる場合があります。
【鉄筋コンクリート造建物の解体工事はエコ・クリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、鉄筋コンクリート造建物を解体する際に用いる工法や、解体工事の流れなどについて解説いたしました。解体工事を行う際は近隣の住民の迷惑にならないよう配慮しましょう。また、複数業者から見積りを取り、できるだけコストを削減しながら進めていくことをおすすめいたします。昭島市・八王子市周辺で解体工事をご検討の際は、ぜひ株式会社野島工務店へご相談ください。