昭島市で解体業を営んでいる、株式会社野島工務店です。
前回は倉庫を解体する際にかかる費用などについて解説いたしました。今回は、物置の解体について解説していきます。
倉庫とは、食品やその他の物品を長期保存することを目的として作られた構造物を指すのに対し、物置とは普段使わないものをまとめて保管する場所のことを指します。昭島市にお住いの皆様も、清掃用具やお子様の遊び道具など、様々な物を収納するのに利用されているかと思います。
前回までは建物や倉庫等、比較的大規模な構造物について解説をし、解体の際は安全の為専門業者へ依頼することをおすすめしましたが、物置のような小規模な構造物であれば自力での解体が可能な場合もあります。昭島市で物置の解体を検討している方、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
【物置を解体する際の手順】
物置は、組み立て式やスチール製のものであれば、自力で解体することが可能です。ただし、作業には適切な道具と手順が必要です。以下に必要な道具と解体方法を詳しく説明します。
・解体に必要な道具
物置を自分で解体する際、以下の道具を用意しましょう。
軍手(必須):ケガを防ぐため、必ず使用します。
スパナまたはレンチ(必須):ボルトやナットを外すために必要です。
バール:古い物置の場合、スパナだけでは取り外せないこともあるので、力を加えて解体するために使用します。
ハンマー:同様に、古い物置や固い部分を解体する際に便利です。
電動ドライバー:ネジを外すのに便利で、作業がスムーズになります。
脚立:物置が高い場合や、屋根部分の作業をするために使用します。
物置が大きい場合や、劣化している場合は、バールやハンマーを追加で用意しておくと便利です。
・解体の手順
物置の解体は、安全のため上から下へ行うのが基本です。具体的には、以下の順で解体を進めます:
屋根:まずは屋根を取り外します。屋根は最上部から他の部分を支えているため、最初に外す必要があります。
ドア:次にドアを外します。動きやすくするためにも、早い段階で取り外しておきましょう。
壁:続いて壁を解体します。スパナや電動ドライバーを使って、ネジやボルトを外していきます。
床:最後に床部分を解体します。解体が終わった後の片付けがしやすいように、この順で進めましょう。
物置が大きくなければ1人でも解体可能ですが、劣化が進んでいる場合やサイズが大きい場合は、2人以上で作業することをおすすめします。特に劣化が激しいと、パーツが不安定になり、ケガのリスクが高まります。
・解体後のゴミ処理
解体した後の物置の部品は、通常、粗大ゴミとして処分できます。しかし、自治体によっては金属を回収していない場合があります。昭島市では金属の回収は可能ですが、刃物など鋭利なものは紙や布などに包む必要があるなど、注意するべき点があります。昭島市のホームページで確認することができますので、事前にチェックしてみてください。
もし、自治体が金属回収を行っていない場合は、リサイクル業者や回収業者に依頼するか、金属を買い取ってくれる業者に相談するのも1つの方法です。
【自分で解体するのと業者に依頼するのはどちらが良いか】
物置を自分で解体するか、業者に依頼するかは、物置の大きさや劣化の程度、材質によって異なります。それぞれのメリットと状況に応じた判断基準を以下に説明します。
・物置の大きさと材質に注目
スチール製の組み立て式物置であれば、比較的解体しやすいため、自力で作業できる可能性が高いです。数人で協力すれば、多少大きな物置でも解体できるでしょう。
ただし、木製の物置や、構造がしっかりしているプレハブタイプの物置は、解体が難しくなるため、業者に依頼したほうが安全で効率的です。特に、物置のサイズが大きくなるほど、個人での解体は難しくなるため、プロに依頼するのがおすすめです。
・劣化が激しい物置はプロに依頼
劣化が進んでいる物置は、解体中に壁や屋根が崩れるリスクが高く、非常に危険です。また、ボルトやネジが錆びて外れにくい場合もあり、自力で解体するのが困難です。このような状況では、怪我を防ぐためにも、業者に依頼するのが賢明です。
・アスベストが使用されているか確認
古い物置にはアスベストが使用されている可能性があります。アスベストは非常に危険な素材で、適切な処理が法律で義務付けられています。アスベストが含まれている疑いがある場合や、古い建物を解体する場合は、専門の業者に依頼して処理してもらう必要があります。当社ではアスベスト除去工事も対応可能ですので、昭島市で解体業者をお探しの場合はぜひご相談ください。
【業者に物置の解体を依頼した場合の費用】
物置の解体費用は、物置の大きさや材質によって異なります。例えば、3辺の長さが約400cmの物置であれば、1万円程度で解体してもらえるケースが一般的です。ただし、以下の条件によって追加費用が発生する可能性があります:
・木造やプレハブなど、解体が難しい素材
・基礎工事の有無
・ボルトやネジの劣化
・2階以上にある物置の解体
これらの要素によっては解体作業が複雑になるため、見積もりを事前に依頼して確認することが重要です。
・業者への依頼費用を抑えるポイント
業者に依頼する場合、費用を抑えるためのコツとして、解体前に物置の中を空にしておくことが挙げられます。解体前に不要なものを撤去しておくことで、業者が行う作業量が減り、撤去作業にかかる追加費用を避けることができます。昭島市で解体業者に依頼をする際も、作業量の多さによって費用が変動します。自分でできる部分はしっかりと準備しておき、余計な費用をかけないようにしましょう。
【昭島市での物置の解体はエコクリーン解体(株式会社野島工務店)へ】
今回は、物置を自力で解体する際の手順や、業者に依頼した方が良い場合とその費用などについて解説いたしました。昭島市で物置の解体を検討している方は、参考にしていただければと思います。当社は昭島市を始めとして周辺の地域で解体工事を請負っています。物置の解体ももちろん対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。