昭島市で解体業を営んでいる、株式会社野島工務店です。昨今の少子高齢化に伴い、昭島市でも空き家の件数が年々増加しています。そこで、前回は空き家の解体におけるメリットやデメリットについてお伝えいたしました。今回は、昭島市で倉庫を解体する際の費用などについて解説していきたいと思います。
倉庫は建物よりも小規模のため、当然ながら解体にかかる費用も少なく済み、短い期間で完了します。ただし、構造等によって費用が増減することや、建物の場合と同様アスベストが使用されている場合は別途費用が発生することを考慮しておく必要があります。
昭島市や周辺地域で倉庫の解体を検討している方、ぜひ今回の記事をご参考にしていただければ幸いです。

【倉庫・小屋の解体にかかる費用】

倉庫や小屋の解体にかかる費用は、使用されている材質によって異なります。一般的に、木造の解体費用は1坪あたり1.5万円から2.5万円、鉄骨造の場合は2万円から3万円、プレハブ小屋では2万円から3万円が相場となっています。鉄骨は強度が高く硬い材質であるため、その分解体に手間がかかり、解体費用が他の材質より高めに設定されています。ただし、建物の老朽化度合いや昭島市周辺の地理的条件などによって費用が変動するため、注意が必要です。

【倉庫・小屋の解体費用に影響する主な要因】

・土台の状況

倉庫や小屋の土台がしっかりと固定されているかどうかは、解体費用に大きな影響を与えます。たとえば、木造やプレハブ小屋では、地中に固定されている場合や、コンクリートで基礎が固められている場合が多く、これを撤去するためにはかなりの時間と労力が必要です。そのため、解体費用も高くなる傾向があります。
一方で、スチール製の物置は、土台がある場合でも簡単に取り外すことができるため、解体にかかるコストが低く抑えられることが多いです。

・劣化の進行具合

倉庫や小屋が老朽化している場合、その解体作業はさらに慎重に行う必要があります。劣化が進んだ建物は崩壊の危険が高く、壊す際に部材が不安定になることから、十分な人員による慎重な作業が不可欠です。そのため、老朽化が進んでいる建物の解体は、通常よりも費用が高くなります。昭島市内でも特に古い建物はこの点に注意が必要です。

・建物の広さ

倉庫や小屋の規模が大きいほど、解体費用も増加します。規模の広い建物を解体するには、単純に多くの時間と作業員が必要になります。また、大量の廃材が発生するため、その廃材を処理施設まで運搬する費用や、処分にかかるコストも増えることになります。

・周囲の環境

昭島市のように住宅が密集している地域では、周囲の環境も費用に影響します。たとえば、建物が重機の入りにくい場所にある場合、解体作業を重機ではなく手作業で行わなければならず、作業効率が落ちるため、作業員の人数や作業時間が増えて費用が高くなります。また、隣接する建物との距離が近い場合も、重機を使う際に慎重な操作が求められるため、作業が難しくなり、その結果費用が高くなることがあります。

【倉庫・小屋の解体費用を抑えるには】

・事前に残置物を処分する

倉庫や小屋の解体を依頼する前に、内部に残っている不要な物品（残置物）をできるだけ自分で処分しておくことが、費用を抑えるための有効な手段です。残置物の処分を解体業者に依頼すると、追加の費用が発生してしまいます。その場合、自分で処分するよりも高額になってしまうことが多いです。また、解体する前に倉庫や小屋の中を空っぽにしておけば、その分解体作業がスムーズに進み、解体にかかる費用も軽減される場合があります。解体業者に任せるのは解体作業そのものだけにして、それ以外の余計な作業を減らすことが、コスト削減のポイントです。

・解体業者の繁忙期を避ける

解体業者は12月～3月が繁忙期といわれており、昭島市でも同様となっています。特に2月から3月にかけて依頼が集中しやすく、この時期に依頼すると業者のスケジュールが詰まっているため、価格が高くなってしまうことがあります。そのため、余裕がある場合は、比較的依頼が少ない4月から9月に解体を依頼することで、費用を抑えることが可能です。この時期は業者も余裕を持って作業できるため、交渉の余地があり、より柔軟な対応をしてもらえる可能性があります。

・大型重機が使えない場合は小型重機を活用する

解体現場が狭い、または入り組んだ場所にあるために大型重機を使用できない場合、すべてを手作業で行うと、労力や時間がかかり、その分解体費用が大幅に増える可能性があります。しかし、小型重機が使える場合は、手作業と小型重機を併用することで、作業を効率化し、費用を削減できるケースがあります。そのため、小型重機を保有している業者に依頼すれば、手作業のみよりもスムーズに解体作業が進むでしょう。ただし、業者が小型重機をレンタルやリースしている場合、その分のレンタル料やリース料が追加されるため、事前にその点を確認しておくことが重要です。

【倉庫・小屋は自分で解体できるのか】

小さめの物置や倉庫・小屋であれば、自分で解体することも可能です。たとえば、組み立て式のスチール製の物置などは、部品を分解しやすく、工具さえあれば個人で安全に解体できる場合が多いです。しかし、古い建物や、材質が硬い小屋を自分で解体するのはリスクが伴います。たとえば、経年劣化によって構造が脆くなっている小屋や、鉄骨やコンクリートを使った頑丈な建物は、素人には解体が難しく、作業中にケガをする危険性があります。また、劣化した建物では部材が不安定で、予期せぬ落下や崩壊のリスクが高まります。

さらに、非常に古い建物にはアスベストが使用されている場合があります。アスベストは、見た目では判断が難しいうえ、取り扱いや処分には法律に基づく厳密な規制があり、専門の技術を持った業者でないと安全に処理できません。アスベストを含む可能性がある場合は、自分で解体するのは危険です。
古い建物や材質の硬さなど、少しでも安全性や処理に不安がある場合は、業者に任せることをお勧めします。弊社ではアスベストに関する知識や技術を備えた作業員によって、安全に解体作業を行うことができますので、昭島市で倉庫の解体を検討している方はぜひご相談ください。

【昭島市での倉庫の解体はエコクリーン解体（株式会社野島工務店）へ】

今回は、倉庫や小屋の解体の際に発生する費用や、少しでも安く抑えるための方法について解説いたしました。倉庫等の解体を検討している場合は、ぜひ参考にしていただければと思います。当社は昭島市や周辺地域の建物や倉庫などの解体を請負っています。昭島市などで解体業者をお探しの方は、いつでもお問い合わせください。