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2025.02.06更新

昭島市でのアスベストを含む解体工事について①

昭島市で解体業を営んでいる、株式会社野島工務店です。近年日本では、空き家件数の増加が問題となっています。昭島市においては、東京都や近隣の市と比べて高い空き家率となっているようです。こうした空き家件数の増加に伴い、解体工事の需要も増加しています。昭島市を含む全国各地の古い建物にはアスベストという物質が含まれている場合が多く、解体の際には通常の解体工事の前にアスベストを除去する特殊な作業が必要となります。当社では専門知識を有したスタッフでスムーズな解体工事を行うことができます。昭島市で解体業者を探している方、是非当社にお任せください。

今回は、アスベストとはどのような物質かについて解説いたします。

 

アスベストについて

アスベストは、天然に存在する鉱物繊維であり、一般的には「石綿(いしわた)」とも呼ばれます。アスベストは耐火性や防音性、断熱性など、様々な面で優れた特性をもつ為、建物の構造や内装において非常に重宝されてきました。しかし、人体に悪影響を及ぼすことが判明してからはその使用を段階的に規制されてきており、2012年からは全面的に使用が禁止されています。現在でも築年数の古い建物には多く含まれており、解体などの際には作業員や周辺の住民に健康被害が及ばないよう、厳しく規制されています。昭島市においては2005年に「昭島市アスベスト対策基本方針」が策定され、昭島市内の公共施設において使用されている吹き付けアスベストの除去が実施されました。しかし、民間建築物においては、いまだにアスベストを含んでいる建物が存在します。こうした建物を解体する際にはアスベスト除去工事と呼ばれる特別な作業が必要となります。

 

アスベストが人体に及ぼす影響

アスベストは非常に細い繊維状の鉱物であり、その直径は目に見えないほど小さいものです。人がこの繊維を吸入すると、肺胞に付着し、そこから肺組織へと侵入します。アスベストの繊維は、肺組織内に長時間滞留する性質を持っており、これが原因となって長期にわたって人体を蝕んでいきます。アスベストが引き起こす疾患としでは、肺がんや悪性注脾腫などが広く知られています。これらの疾患は、アスベストの繊維が体内に蓄積されることによって引き起こされ、発症には長い年月を経て発症します。その潜伏期間は、平均40年ほどであると言われています。昭島市では、アスベストに起因する市民の健康被害を懸念し、公共施設からのアスベスト除去といった対策を通して、昭島市民が安心して過ごしやすい環境づくりに力を入れているようです。

 

アスベストのレベル分けについて

先に説明したように、アスベストは飛散することによって人体に悪影響を及ぼします。このことから、粉じんの飛散のしやすさ(発じん性といいます)に応じて、次の3つのレベルに分類されています。

 

レベル1:発じん性が著しく高い

最も危険性が高いレベル1の建材として代表的なものは、「石綿含有吹き付け材」です。アスベストとセメントが混合されている物であり、建物に吹き付けることで固まります。もこもことした綿のような見た目をしており、建物を解体する際に大量の粉じんが飛散することとなります。主に体育館の天井やエレベーターなどに使用されており、一般的な木造住宅の建材としてはほとんど利用されていません。

 

レベル2:発じん性が高い

危険性が2番目に高いレベル2の建材として代表的なものは、「石綿含有保温材」、「断熱材」などです。レベル1の建材よりは飛散しづらく、リスクは多少低くなっていますが、密度が低くて軽いものが多く、一旦崩れると大量に飛び広がってしまう危険性が高い為、慎重に撤去する必要があります。シート状の形状となっており、吹き付けて使用するレベル1の建材と比べると撤去が容易なケースが多いです。主にボイラ本体やその配管、建築物の柱や壁等に保温材や断熱材として使用されており、こちらもレベル1と同様、一般的な木造住宅にはほとんど利用されていませんが、昭島市内の古い工場やビルなどに使用されている可能性があります。

 

レベル3:発じん性が比較的低い

最も危険度が低いレベル3の建材は、板状などに成形された「その他のアスベスト含有建材」が該当します。硬く割れにくい為、レベル1やレベル2と比較するとアスベストが飛散するリスクは低いという特徴があります。日常生活で使用する分には飛散のリスクはあまりありませんが、解体の際にはやはり十分な注意が必要です。一般の住宅に広く使用されてきた為、昭島市内でも築年数が古い住宅に使用されている場合があります。

 

【昭島市でのアスベストを含む解体工事はエコクリーン解体(株式会社野島工務店)へ】

今回は、アスベストの特徴やその危険性について解説いたしました。アスベストの使用が全面的に禁止になった2012年以前に建てられた建物には、アスベストが使用されている可能性がある為、昭島市でもまだかなり多くの建物に存在していると思われます。当社では解体工事の際のアスベスト除去活動を、安全にかつ迅速に行っています。昭島市で空き家を所有しており解体業者を探している方、是非当社にお任せください。

次回はアスベスト除去工事とは具体的にどのようなものかについて解説いたします。

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